小山芳姫の御堂の保存を…藤原秀郷をヒーローにする会を通じて寄付(下野新聞に掲載)

史跡保存へ10万円「藤原秀郷」会寄付 栃木県が感謝状
藤原秀郷をヒーローにする会 宮本代表と栃木市大川市長

こんにちは。米沢藩・小山道場講師の小山です。
古武道を始めるとほぼ当時に自分のルーツをたどりました。小山市はそれほど遠くありませんが、目的地とするには気持ちの面でまだ遠く…行けておりません。縁があればそのうちお呼びがかかると思っています。

入梅の候。天の涙の如く雨が続くので、勝手ながら梅雨入りを宣言させていただきます。

ある団体様を通じて、栃木市 にご寄付させていただきました。僅かなお金ですが、縁ある史跡の保存に使ってもらいたいと思ったからです。下野新聞6/5朝刊に掲載されました。

この団体様は 藤原秀郷をヒーローにする会 といい、存在を知ったのはたまたま最近ですが、僕の申し出に代表の 宮本 誠 様が心よく引き受けてくださって実現しました。

藤原秀郷(ふじわらのひでさと)

藤原秀郷とは、平安時代に帝の命によって平将門(たいらのまさかど)討伐のために京都から関東に遠征にきた武将で、現在のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で登場する坂東武者らの先祖でもある“忘れ去られた日本の偉人”です。

実は僕もこの藤原秀郷の末裔の一人ですが、偶然にも昨年、室町時代初期に我が一族にお嫁に来て命を繋ぎ、悲運な形で死んだ 小山芳姫の墓 が史跡(※)としてまだ残っていることを知りました。いつか墓参りへと思っていましたが、最近その地が荒れ出していることを知って心悲しくなっていたのでした。

栃木県は日光東照宮に代表され東日本の歴史遺跡の宝庫です。
こういった偉人の史跡がまだ沢山残っています。

もちろん僕たちが住んでいる地域にも忘れてしまっている史跡が沢山あります。

これらは、命と魂のリレーによって出来た痕跡で、一度失ってしまうとお金では取り返しのつかないものです。そして、今日の僕たちに、日本人としての源と道理を教えてくれるかけがえのない国の記憶の場所です。

現代の人が気にかけて手を加えることで、少しでも多くの史跡を未来に残せたらいいと思います。

史跡保存へ10万円「藤原秀郷」会寄付 栃木県が感謝状

ちなみに、米沢市をはじめ東北には藤原秀郷の末裔がたくさんいます。
僕の目に狂いがなければ、身近にも何人かいるのを感じています。

寄付を快く引き受けていただきありがとうございました。
先祖の足跡をいままでも、これからもお世話してくれる全ての皆様に心より感謝申し上げます。

小山芳姫の御堂

〒328-0201 栃木県鹿沼市下永野

(※)御堂は供養するために建てられたもの。したがって、私の見解では死んでおらず修験者になった可能性も十分あり得ると思う。小山評定の地と日光東照宮が近いため、修験道に面していないかどうか近辺の宗教上の歴史も含めていつか調べたいと思っている。