米沢上杉まつり2025武禘式会場にて「上杉神社古武術奉納演武会2025」開催!

上杉神社古武術演武会2025

米沢藩・小山道場講師の小山です。
まもなくゴールデンウィークが始まります。お出かけのご予定はお決まりでしょうか?

山形県米沢市でゴールデンウィークと言えば、恒例の米沢上杉祭りです。上杉神社から米沢駅、米沢市立病院がある河川敷付近まで開幕祭パレードや上杉軍の行列で町中が盛り上がります。
当道場でもこの期間中、5月2日(金)に上杉神社古武術奉納演武会にて演武をご披露します。

米沢上杉まつり2025

日時:2025年4月29日(火)〜5月3日(土)
会場:米沢市内/上杉神社/伝国の杜前広場/松川河川敷

米沢上杉まつり2025©️米沢四季のまつり委員会

米沢上杉まつり公式サイト
米沢上杉まつり公式パンフレット [最終版PDF 7MB]

主な予定スケジュール

日にち時間催し場所
4月28日(月)10:00〜御堀端史蹟合同例大祭餐霞館遺跡前庭
18:00〜米沢の民謡奉納上杉神社能舞殿
4月29日(火)9:00〜9:30オープニングセレモニー
開幕太鼓、奉納舞踊 他
伝国の杜前広場
9:30〜12:30ステージイベント(午前の部)
演奏、ダンス 他
伝国の杜前広場
10:00〜上杉神社例大祭上杉神社
10:00〜16:00ダッフィーバス伝国の杜前広場
10:30〜15:00表千家呈茶席松が岬公園内臨泉閣前
13:00〜16:00ステージイベント(午後の部)
演奏、歌、演武 他
伝国の杜前広場
11:00〜12:30民踊流し
米沢新調、花笠音頭の交互パレード
相生橋西側交差点から
12:30〜東京ディズニーリゾート
スペシャルパレード
住之江橋西側交差点から
4月30日(水)10:00〜松岬神社例大祭松岬神社
14:00〜献華祭上杉神社
5月1日(木)15:00〜鯉供養祭上杉神社神池前
5月2日(金)10:00〜献茶祭上杉神社
17:00〜17:30古武術奉納演武会
柔術、体術、居合術、剣術、棒術
伝国の杜前広場
17:30〜18:00やまがた愛の武将隊演武伝国の杜前広場
18:10〜18:30上杉太鼓の披露伝国の杜前広場
18:30〜19:30武禘式伝国の杜前広場
5月3日(土)9:30〜12:30上杉行列興譲小学校から
南部小学校前から
米沢駅経由松川河川敷
14:00〜15:30川中島合戦松川河川敷
※スケジュールは予告なく変更になる場合があります

上杉神社古武術奉納演武会2025

日時:2025年5月2日 17時〜17時半
場所:伝国の杜前広場

上杉神社古武術奉納演武会2025

古武術奉納演武とは

古武術とは、 全国各地に100以上の流派が見られる江戸時代までの武道の総称です。

武士の闘争術や護身術、教養や信仰、所作などの教育として用いられた歴史があります。例えば、江戸幕府徳川家が残した新陰流から始まった柳生新陰流、坂本龍馬が使い手だったという一刀流諸派の北辰一刀流などが一般にも有名で、古武術は流派として体系化されて現在に至っています。

演武とは、何百年と続く流派のカタを披露することです。

現代は、主に武道館、神社寺院などの信仰地や格式高い場で開催されることが多く、特に神社での演武は奉納演武と称されています。

主な演武道場

真楊会柴田道場(川越市)

真楊会柴田道場(川越市)

現代柔道の講道会館創業者、嘉納治五郎が使い手だった天神真楊流柔術や、講道会館にも恐れられた会津藩の浅山一傳流体術の演武を奉納。

影山神伝乱曲找舟派兵法指南行司所(伊達市)

影山神伝乱曲找舟派兵法
指南行司所(伊達市)

戦国時代に伊達から米沢へ移動した伊達家は、江戸時代に仙台藩主となった。その伊達家や家臣団が学んだ居合・抜刀術を演武を奉納。

米沢藩小山道場(米沢市)

米沢藩小山道場(米沢市)

米沢藩士にも使い手があり、飯豊山系で栄えた一刀流。その一刀流と甲斐源氏の剣技を掛け合わせた甲源一刀流剣術と、米沢藩領でも盛んだった熊野修験の流れを組む九鬼神流棒術の演武を奉納。

主な予定スケジュール

日にち時間催し場所
5月2日(金)16:50上杉神社参拝上杉神社
16:55法螺貝吹奏参道行進上杉神社参道
17:00武禘式ステージ登壇伝国の杜前広場
17:01会長挨拶
・山形県議会議員 渋間佳寿美
伝国の杜前広場
17:05真楊会柴田道場演武
・天神真楊流柔術
・浅山一傳流体術
伝国の杜前広場
17:13影山神伝乱曲找舟派兵法指南行司所
・影山神伝乱曲找舟派兵法
伝国の杜前広場
17:21米沢藩小山道場
・甲源一刀流剣術
・九鬼神流棒術
伝国の杜前広場
※スケジュールは予告なく変更になる場合があります

一般観覧特典と観覧のすすめ

一般観覧は無料です。

観覧の方には、流派の歴史や演武道場の詳細が掲載された演武会記念誌(限定100部)を進呈いたします。数に限りがありますので、お早めにご来場ください!

上杉謙信公銅像と上杉神社古武術奉納演武会2025記念誌

米沢上杉まつりは、米沢市の人口以上に観光客が来場されます。米沢市が一番盛り上がるお祭りです。

特に、米沢市は戦国武将として非常に人気が高い上杉謙信公を祖とした城下町です。その上杉謙信公の命日に米沢上杉まつりが開幕します。また歴史を辿ると、上杉氏の宿敵だった武田氏は織田信長に滅ぼされてから上杉氏に臣従して米沢にやってきました。そんな歴史からも、米沢上杉まつりで行われる川中島合戦は、その子孫たちがそれらを再現しています。まさに、戦国時代の歴史の一幕が蘇るお祭りです。

その川中島合戦の前日に恒例行司として行われる上杉軍出陣の儀式「武禘式」の前に、当道場では武士が使った歴史ある「古武術の奉納演武」を行います。本当の武士道やその歴史を少しでも感じたい方は、5月2日からの観覧がおすすめです。

ゴールデンウィークに米沢市観光をされたことがなかった方も、「古武術奉納演武」や「武禘式」をご覧になったことがなかった米沢市民も、ぜひ上杉神社ならびに米沢上杉まつりにご来場ください!心より歓迎いたします!!

米沢藩小山道場の古武道についてはこちら

第一義
江戸時代(今より150年以上前)まで武術や武芸の流派として体系化されて、現代まで守り受け繋がれている日本古来の武道のことです。言ってしまえば〝国を守るために侍が身につけた武術〟です。現在、日本には100以上の古武道流派が残っています。剣術、柔術、槍術、弓術、砲術 etc...これらが現代武道の原点です。米沢藩・小山道場では、上杉謙信公の「第一義」の扁額と共に古武術稽古ができます。