外国人が感動した本物の侍文化体験!米沢で団体向け古武道・禅・棒術の体験会

こんにちは。米沢藩小山道場講師の小山です。
先日、米沢市国際交流協会に所属する外国人の皆様と、その交流をサポートする日本人の皆様を対象に古武道体験会を開催しました。参加者は15名。米沢に暮らす外国人の方々が中心となり、日本文化をより深く知る機会として企画された体験会です。
今回体験していただいたのは3つ。
- 禅
- 体術
- 棒術
体験時間は10時半〜12時のうち約1時間でしたが、参加者の皆様には日本の武士文化や精神性に触れていただく濃密な時間でした。

古武道体験の前に「武道館」そのものを知ってもらう
体験会当日、集合時間前に来られた方々へ米沢市営武道館をご案内しました。
多くの外国人にとって武道館に入ることは初めてでしたので、驚きだったのは武道館の正面にある「神前」です。
- 日本中の武道館や道場には神前が設けられていること。
- 稽古の前後には礼をする作法があること。
- そして武道が単なるスポーツではなく、精神文化や信仰とも深く関わっていること。
など、神前の神様についてもご説明しました。さらに、米沢市営武道館ならでは掲げられている上杉神社に祀られている上杉謙信公ゆかりの「第一義」の扁額や、米沢藩時代から続く武道文化の歴史についても紹介しました。
知識として知ってから体験することで、その後の古武道体験の価値は大きく濃くなります。
レストランで料理人の想いや食材の説明を聞いてから食事をすると味わいが変わるように、武道も背景を知ること見える世界が変わるのです。

外国人参加者が初めて体験した「禅」
最初に行ったのは禅の体験です。
現代人は忙しい日常の中で、自分の呼吸や心の状態を意識する機会がほとんどありません。まして、現代の日本人でも坐禅をやったことある人はごく少数です。外国人参加者全員が禅の経験がありませんでした。
そこで、古武術の簡単な説明を聞いてもらってから、坐禅の説明もして体験していただきました。
私は僧侶ではありませんので、本格的な修行ではありません。しかし、姿勢よく呼吸を整え、静かに座り、自分自身と向き合う時間を持つだけでも、皆さんの表情が徐々に穏やかに自然体に戻っていくのが分かりました。
武士たちが大切にした精神性の一端を感じていただけたと思います。

力ではなく調和を学ぶ古武道の体術
続いて体術を体験しました。
まずは安全のための受け身です。
自分から体を転がすのは学生時代のマット運動以来という方も多く、皆さん童心に返ったような笑顔で取り組んでいました。
その後は脱力・呼吸・姿勢・体重移動を使った古武術独特の体の使い方を体験。
現代スポーツのように筋力で押し切るのではなく、力を抜きながら相手と調和して崩す感覚に懐疑的でもありながら楽しんでいる参加者もいました。
互いに技を掛け合いながら、笑顔と驚きの声が絶えない時間となりました。

外国人が驚いた日本の棒術
今回もっとも盛り上がったのは棒術体験でした。
参加者には実際の六尺棒を手に取ってもらい、それぞれ自分に合う棒を選んでもらいました。
まず私が刀と棒による攻防を演武形式で披露しました。
かつて武士たちが城や城下町を守るために用いた武術であることを説明すると、参加者は真剣な表情で見入っていました。
その後、面打ち・脛打ちという基本技を学び、二人一組で体験しました。
最初はぎこちなかった動きも、次第に息が合い始めます。
- 礼にはじまり礼に終わる。
- 呼吸と姿勢を整えながら打ち合い、徐々に高め合っていく。
相手を倒すためではなく、相手を尊重しながら共に上達していく、それは現代スポーツとはまた異なる武道文化の魅力です。
最後には皆さん汗を流しながらも爽やかな笑顔で笑い合っていました。

外国人に伝わった日本文化の奥深さ
体験後のアンケートで、多くの参加者から好意的な感想をいただきました。
また今回は外国人が古武道を体験する珍しさから、地元ケーブルテレビの取材も入りました。参加者の皆さんはインタビューにも積極的に協力してくださいました。
日本にはアニメや漫画だけではない魅力があります。
- 神社
- 禅
- 武士道
そして、本物の歴史を体感できる古武道。身体を通して学ぶことで初めて感じられる日本文化があります。

古武道は世界と日本をつなぐ文化
今回の体験会を通じて改めて感じたのは、古武道が単なる護身術や運動ではないということです。
そこには、日本人が長い歴史の中で培ってきた価値観や精神性があります。外国人の皆様がその文化に興味を持ち、体験し、理解しようとしてくれることはとても嬉しいことです。そして、日本人自身もまた、自国の文化の価値を再発見する機会になるでしょう。
米沢は上杉の城下町です。
この町には今も武士文化の息吹が残っています。古武道は、それを未来へ受け継ぐための文化でもあります。
今後も米沢藩小山道場では引き続き、個人稽古だけでなく、外国人向け・団体向けの古武道体験を行ってまいります。企業研修、学校教育、国際交流事業、観光プログラムなどのご相談も承っております。
ご興味のある団体様はお気軽にお問い合わせください。
参加者が答えた古武道体験後のアンケート







古武道体験に関するよくある質問
はい、できます。身体に障害がなければ大丈夫です。
はい、できます。日本語ができない場合は、通訳者がいることが望ましいですが、簡単な英語と翻訳アプリを使いながらの体験でよろしければ受け入れが可能です。
できます。観光と組み合わせることで、より深い米沢を知っていただけるのでおすすめです。もし、他にはない観光プランで案内したい場合には、ご提案やガイドも承ります。ご相談ください。
【団体体験会】
お問い合わせフォームからご希望内容と条件をお知らせください。お互いに良いスケジュールと予算の調整ができれば承ります。
【個人体験会】
じゃらんネットから随時承っています。希望の日程を選択してお申し込みください。


最後まで記事をお読みいただいてありがとうございます。仕事や講演の相談もお気軽にどうぞ。米沢藩・小山道場講師。江戸幕府から米沢藩士になった藤原氏の末裔。【古武道流派】九鬼神流棒術(熊野)/甲源一刀流剣術(甲斐)/浅山一伝流体術(会津)【所属団体役職】置賜民俗学会(会員)/米沢商工会議所(情報文化部会常任委員)【職業】HanaCinema株式会社(映像・ウェブクリエイティブディレクター)

