筋力に頼らない体づくりに脱力を身につけたい…ご夫婦2名様ご入門!

1月の初稽古よりご夫婦で2名様が当道場にご入門されました。以前からYouTubeで観ていた古武術の体の使い方にとてもご興味を持っておられて、昔の日本人に出来ていた脱力による動きを身につけたいとのことです。昨年、米沢にも古武術道場があることを知って、当道場の古武道体験会を見学にお越しになりました。
当道場では初めてのご夫婦での入門です。新しい仲間が二人も増えてとても嬉しく思っています。古武術が生涯学習の習い事としても米沢に根付くように、一緒に楽しみながら実践していきましょう。
米沢藩・小山道場の新しい仲間紹介

旦那様は米沢市出身で、奥様は広島県出身で米沢市に来られて10年経ちました。もともと活発でスポーツが好きな奥様が怪我をキッカケに、筋力が上手く使えなくなってしまったとのことです。古武術の筋力に頼らない動きに興味を持ち、勇気を持って当道場の門戸を叩きました。「体の力が無くてもこんなことができるんだ」と。
旦那様は、自衛隊で銃剣道の経験者で、武器を使用することに抵抗がありません。六尺棒の扱い方も上手です。また、非常に真剣に基本稽古に取り組んでおられ、稽古中の動画を撮影してくれたり、奥様がまだできないことを自分がやってみて教えてくれています。稽古後もご自宅でご夫婦一緒に復習されているようです。指導している者として、とても微笑ましくも嬉しくもあります。
入門の儀となる祝詞奏上では 夫婦円満 も願わせていただきました。古武道を通して脱力の動きが身に付くだけでなく、夫婦の絆が強くしなやかになることを心より祈念いたします。

今年は、数十年に一度の大雪に見舞われた米沢です。
もっとも寒さ厳しい中でのご入門となりましたが、同じく、寒さ厳しい雪の中を米沢藩に初入部した上杉鷹山公のごとく、不自由の中の米沢から一対の光を全国に放てるよう共に頑張っていきたいと思います。
困難すら楽しみながら、古きを興して実践することに大義を抱いて。
春は、もうすぐそこにあります。
古武道を始めませんか?
古武道とは、江戸時代(今より150年以上前)まで武術や武芸の流派として体系化され、現代まで守り受け繋がれている日本古来の武道のことです。形と精神を重んじます。
現在、日本には100以上の古武道流派が残っています。
これらが現代の日本武道の原点です。
筋肉量が少ない人でも多い人に負けない力の使い方や、身体操作を身につけていただけます。また、数百年続く流派のカタを継承していただけます。運動機能向上の体づくりや心身鍛錬・護身術としても最適です。

最後まで記事をお読みいただいてありがとうございます。仕事や講演の相談もお気軽にどうぞ。米沢藩・小山道場講師。江戸幕府から米沢藩士になった藤原氏の末裔。【古武道流派】九鬼神流棒術(紀州熊野)/甲源一刀流剣術(甲斐)/浅山一伝流体術(会津)【所属団体役職】置賜民俗学会(会員)/米沢商工会議所(議員)【職業】HanaCinema株式会社/映像・ウェブクリエイティブディレクター。