古武術はオススメの習い事!棒術と体術のカタを伝授した今年最後の古武道特別体験会<入門編>が修了!

袴を着て古武術体験

こんばんは。米沢藩・小山道場講師の小山です。

当道場では、春と秋に古武道特別体験会の<超入門編>と<入門編>を開催しています。<超入門編>では古武術の基礎を、<入門編>では、九鬼神流棒術浅山一伝流体術のカタを伝授しています。今年も、その体験会が全て終わりました。前回の体験会の記事はこちら

体験者22名/見学者4名

棒術の体験
袴を着て稽古をする体験

今年はほとんどの開催回が満員御礼で、述べ22名の人に古武術を体験者いただきました。また、4名の方が体験会中に見学にお越しいただきました。ほとんどの方が、ホームページの記事InstagramFacebookで知って参加してくださいました。はじめは、古武術の動きと身体の使い方に戸惑っていた人も上手にできるようになりました。

最後の参加者様が以下のような投稿をして、体験会のことをシェアしてくれました。
身体中にエネルギーが巡るのを感じて爽快さがあったということです。同じような参加者の声は、特に女性からよくいただきます。身体の感覚を研ぎ澄ましたり、取り戻したりする古武術の稽古は、感じ方は人それぞれです。

古武道特別体験会の参加者の声
参加者のInstagram

稽古写真や動画の共有

米沢藩小山道場の体験者専用LINEグループ
LINEグループで動画共有

参加者の全員が全員、全日程を体験された訳ではありません。皆様、仕事の都合などで、参加できない日程もありました。当道場ではそんなことも考慮して、LINEグループを作っています。参加できなかった人でも、どんな体験だったのかを知れるように写真や動画を共有しています。また、質問を受けたり、ひとりひとり自分自身の動作の確認にもなっています。

特に<入門編>ではカタを伝授するため休んでしまうと、最終日にカタを伝えてもできなくなってしまします。そんな時は、自宅でできる稽古方法を動画でお伝えもしました。少しでも予習や復習ができているだけで、体験会で実践できることが増えて身体を動かせることが楽しくなってきます。そういった取り組みもあって、参加者がひとりもかけることなくカタを実践することができました。

古武術のカタの伝授

皆様、体験会でも自宅でも一生懸命稽古をされたのでしょう。全員、教わった通りの動きができました。中には、綺麗に技が決まっている人もいました。もっと稽古を積み重ねれば、カタだけでなく実践レベルで応用して使えるようになると思います。

九鬼神流棒術のカタ

棒術のカタ体験
棒術のカタはシンプルだけど難しい

当道場のメインとなる古武術は九鬼神流棒術です。<入門編>の最後まで体験会に参加された人には、この初伝・壱の形「五法」を伝授しています。本来は、入門して稽古を積まなければ学ぶことができないカタです。このカタはシンプルに無駄がない良くできているカタですが、古武術をやったことがない人や経験が浅い人は、思うように身体が動かなくてできません。

浅山一伝流体術のカタ

体術のカタを体験
体術のカタは決まれば簡単に倒せる

当道場の体術は浅山一伝流体術です。<入門編>の最後まで体験会に参加された人には、このカタのいづれかを伝授しています。同じく、本来は入門して稽古を積まなければ学ぶことができないカタです。今回は、壱の形「引落」と七の形「両胸取」を伝授しました。古武術をやったことがない人は、ほとんどの場合は教わったとしても技を効かすことすらできません。

古武道特別体験会<入門編>修了の仮入門証

神前に祈祷後にお渡しする仮入門証

<入門編>では、伝授されたカタができたり、稽古を積み重ねればできるようになる見込みがある人は、仮入門証を受け取ることができます。この仮入門証を持っていると、当道場の自由稽古に無料で参加できるようになります。体験会で学んだことを稽古し続けて、ちゃんと出来るようになるまで道場に通っていただける取り組みです。もちろん、受け取らないこともできます。今回の<入門編>を体験した参加者は皆様お受け取りになって修了しました。大変お疲れ様でした!

体験会に参加して起こる素敵なこと

一緒に食事へいって仲良くなる古武道体験会の参加者
体験会終わりに参加者と一緒に晩御飯

当道場の古武道体験会は古武術を学ぶ以外にも、参加者の皆さんが仲良しになるという素敵な副産物があります。

回ごとに立ち上がるLINEグループで繋がって、仮入門した人同士が一緒に稽古されています。また、別の回で仮入門した人との出会いもあります。そんなこんなで、12月21日に開催する米沢藩小山道場の忘年会には、門下生以外にも大勢がいらっしゃいます。古武道体験会から友人の輪が広がっています。

当道場をきっかけに、同じ地域に住んでいる会ったことがなかった人たちと縁が結ばれていくことは素晴らしいことだと思います。先人の言葉を借りれば

縁起が良いのです。

歴史と伝統を継承するだけでなく、護身術を学ぶだけでなく、一緒に学んだ仲間の絆を強くなっていきます。

元来、古武道にはこういった性質があるのでしょう。

一緒に古武術稽古する仮入門生
第一義を背負って老若男女の棒術稽古

当道場では家族会員制度があります。いつの日か、この体験会で知り合って、一緒に道場に通っているうちに結婚に至ったり、親子になってたりすることを私は密かに夢見ています。そして、親族そろって古武術を学び、子供にも体得した武道を伝えていってくれると面白いと思います。

体験会の申し込み

米沢藩・小山道場の古武道特別体験会は、春と秋に開催を予定しています。以下のページをご覧ください。
もし、日本伝統や古武術にご興味が湧きましたら、一度、体験会に参加されてみてください。

古武道の体験申込

古武道特別体験会は、毎年、春と秋に1名様から参加可能です。古武道手ぶら体験会は、随時、2名様から参加可能です。観光や思い出作り、入会を考えている人がご参加できま…

入門の申し込み

入門は随時受け付けています。以下のページをご覧ください。
入門申込をすると、一度、見学または体験(無料)をしていただけます。その後、正式な入門になります。

古武道の入会申込(月謝制)

米沢藩小山道場では、古武道仲間を募集しています。米沢市営武道館内での習い事として稽古に参加できます。個人会員の他、家族も一緒に入会できます。入会希望者は「道場…

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第一義
江戸時代(今より150年以上前)まで武術や武芸の流派として体系化されて、現代まで守り受け繋がれている日本古来の武道のことです。言ってしまえば〝国を守るために侍が身につけた武術〟です。現在、日本には100以上の古武道流派が残っています。剣術、柔術、槍術、弓術、砲術 etc...これらが現代武道の原点です。米沢藩・小山道場では、上杉謙信公の「第一義」の扁額と共に古武術稽古ができます。