伊達政宗家臣団の古武術 影山流!影山神伝乱曲找舟派兵法の佐藤先生と二階堂氏との交流 in 米沢

こんにちは。米沢藩・小山道場講師の小山です。
まもなく古武道体験会が開催されます。おかげさまで5月は満員御礼です。
6月はまだ募集しておりますので、ご興味ある方はお申し込みください。

飄のカフェラテ

さて、縁が重なり、福島市に道場がある影山流宗家道場(影山神伝乱曲找舟派兵法)に通う二階堂邦夫さんとお会いしました。
そして、5/9にその師範である佐藤先生と含めて、米沢ので一緒にお茶しました。
飄は、私と一緒に古武道稽古をしている上泉氏が営む珈琲専門店です。
佐藤先生と二階堂さんは、米沢市上郷地区にある修験寺院である天王山大覚院にて山伏の勉強もされているとのことです。

影山流とは

日本古武道流派のひとつです。影山流の創始者は丹波の影山善賀入道。慶長年間(1596〜)に肥前国佐賀出身の佐賀重保が伊達政宗に仕え、伊達家の家臣に影山流を指南しました。その後、「坂」に改め、坂家は代々仙台藩の影山流師範役を務めた。剣術・居合(抜刀)・棒術・柔術(小具足)など、総合的な武術が残っています。

wikipedia 影山流より

佐藤先生は、若き頃に仙台市国鉄郵便局に勤めて、その時に下宿していた家がたまたま影山流道場だったとのことです。
そこで古武術を稽古に来ている人たちと交流しているうちに、影山流を知り、宗家から全てを引き継ぐことになってしまったらしいです。現在、先生は80歳近くになっておられました。若き人の話もお聞きできる度量をお持ちで、非常に弁が立つ方でした。

今後、影山流を残していくためにどうしたら良いものかと危惧されながら、弟子たちに古武術や修験道を教えていらっしゃるそうです。これからの若い世代が生き抜く日本には、侍や武士の生き方や修験道の哲学が必要であると。また、武士道と修験道を切り離している現代の古武道では、本当の日本武道の精神が失われかねないともおっしゃられました。

私も全く同意見です。

佐藤先生の話す言葉は、米沢で生まれた伊達政宗の家臣団たちの言葉とも思え、他人事とは到底思えませんでした。また、二階堂さんとは、私と同じ藤原氏をルーツに持ちます。きっと、鎌倉時代や室町時代の祖先たちは、一緒に幕府で活動していのではないかとも思えるのです。自然の法則で歴史は繋がっています。

珈琲を飲みながら、2時間半ほど一緒に過ごさせていただきました。
袖触り合うも他生の縁です。

次は、私が福島市にある影山流道場にお邪魔して、交流を深めさせていただきたいと思います。

そして、その先に南東北に残る古武道流派を繋ぎながら、日本古武道に興味を持つ人々を増やしていければと思います。
先人たちの技を引き継いだ者たちが大調和して、日本の本当の歴史と道を開示していくのです。

東北から、飄々と。

そんな仲間たちを募集しています。

最後に、昨年の春に、私は須賀川市にある二階堂氏ゆかりの地の隣にあるカフェに行ってきました。そのついでにその地に残る伝説を昔の武士と修験道の考え方で歴史を紐解きました。やはり、誤った捉え方のまま現代に歴史が伝えられていました。いずれ機会があれば、このことについて記事でお伝えできればと思います。

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